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『テーラリングの美学』~Vol.7~

熟練の職人が手縫いでお仕立てするオーダーメイドスーツ。

お客様にとって最高の1着となるようGINZA TAILORは『究極のスーツ』とは何かを常に追求し続けています。

細部に神が宿ると云われる職人技をご紹介させて頂きます。

 

皆様、ジャケット裏地部分の仕立てについて、意識されたことはありますか?

裏地の有無や仕様によって、着用感や風合いに違いが出てきます。

例えば・・・

総裏 ⇒ 裏地を全面に付けているため背中のシワを軽減してくれたり、摩擦や汗などから繊細な表生地を守ってくれます。

背抜 ⇒ 主に春夏の仕様として背中の中心から下へかけて裏地を抜いているため、より通気性を高め軽快な雰囲気になります。

半裏 ⇒ 背抜よりもさらに脇腹の裏地を省いた、真夏の仕様。など

今回は「大見返し」についてご紹介。

大見返しとは、ジャケットの身頃部分にほとんど裏地を使用せず、表地で見返しを広く取る仕様です。

裏地を極力少なくして、軽快感と美しい印象を演出する仕立てとなっております。

夏服によく見られる仕様ですが、実は裏地の代わりに表地を使用しますので僅かに重みと厚みが出てきます。

ではなぜ夏服に大見返しがよく使われるのか。

夏場はジャケットのボタンを外すことが多く、裾が意外と風になびいて揺れ動きます。

そういった時に裏地が見えなければ、スタイリッシュで柔らかい印象になるため、夏服の仕様としてご提案させて頂いております。

さらに、軽いストレッチ生地でジャケットを仕立てる場合、大見返しは特におすすめ。

ストレッチ性の高いスーツは着用していてとても「ラク」だというところが最大の魅力。

しかし伸びの少ない裏地がついていると、せっかく表地がストレッチ生地であっても魅力が半減してしまう場合があります。

ストレッチ性・軽やかな風合いといった「生地の特徴」を最大限に生かすことのできるでしょう。

端正な表情でありながらリラックスできる、着心地の良いスーツでリモートワークやクールビズにもぴったりです。

生地の性質にあわせて摩擦が起きやすい部分には部分的に裏地を付けたり、縫代を綺麗にみせるパイピングなど。

通常裏地で隠れている内側の部分も美しく仕上げていますのでご注目ください。

 

▼▼過去の投稿一覧▼▼

『テーラリングの美学~Vol.1~』 釦付け

https://www.gintei.com/news/3209

 

『テーラリングの美学~Vol.2~』 まつり縫い

https://www.gintei.com/news/3217

 

『テーラリングの美学~Vol.3~』 八刺し

https://www.gintei.com/news/3301

 

『テーラリングの美学~Vol.4~』 製作時間

https://www.gintei.com/news/3946

 

『テーラリングの美学~Vol.5~』 Inner Pocket

https://www.gintei.com/news/3927

 

『テーラリングの美学~Vol.6~』 生地の種類

https://www.gintei.com/news/4169

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