12億人ともいわれるカトリックの総本山として誰もが知るバチカンは、ローマ市内を流れるテベレ川のほとりに位置しています。面積は東京ディズニーランドより少し小さい0.44㎢で800人の人口を有し、ユーロが通用します。世界最小の独立国家として、バチカンに近接する地区には各国の大使館も配置されています。ローマからの入国の際には検問やパスポートは必要なく、施設に入場する際のみ手荷物検査があります。日中はバチカン全体が大変な人で賑わいますので、各施設は事前の入場予約や現地ツアーの利用をお勧めします。
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バチカン美術館

バチカン美術館「地図のギャラリー」の天井です。イタリアと近隣の地図が展示されており、バチカンにしては比較的シックな作品が並ぶ部屋において、この天井絵画はまさに豪華絢爛。数ある美術室においても、このフロアは光のシャワーに目が醒めるようです。美術館を一通り回るだけでも3~4時間はかかるため、歩きやすい靴での移動は必須でしょう。

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システィーナ礼拝堂です。現在もローマ教皇を選出する会議である「コンクラーベ」の会場としても使用されています。館内のルネサンスを代表する芸術家の作品が並ぶ中でも、地上最後の日を描いたミケランジェロの「最後の審判」はあまりにも有名です。作品の保護のために日中も館内は薄暗い状態ですが、絵画において「青」の発色がとても美しいのは、塗料に「ラピスラズリ」という大変高価な宝石をふんだんに使用しているためだそうです。バチカン美術館において、普段はこの部屋のみ写真撮影禁止ですが、この日は特別に撮影が許されました。

螺旋階段

有名なバチカン美術館のらせん階段です。ジュゼッペ・モーモにより1932年に作られた構造物ですが、多くの計算に裏打ちされた緻密なデザインや壁面の彫刻は、有機物のような幻想的な雰囲気をたたえています。写真は日没後のものですが、日中は天窓からの日差しが、階段を異なる表情に見せます。「階段」という名前ではあるものの、優雅なデザインのスロープ状の大理石は滑りやすく、降りてゆくのにいささか気を使います。

以上、全3回にわたりローマのお勧めの観光地についてご紹介いたしました。現地で美術品や遺跡をご覧になる際には是非お役立てください。

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