ローマ出張報告第2回目は、文化財を中心にご紹介いたします。古代ローマの遺跡や教会、数々の美術品など、歴史あるローマは芸術作品と美の宝庫です。5月のローマは初夏に入っており日中は半袖で活動できますが、朝晩は羽織るものがあったほうがよいでしょう。世界有数の観光客数を誇るイタリアだけに、多くの観光地が混雑しています。スリなどには気をつけながら見て回ることをお勧めします。
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フォロロマーノ2

古代ローマ時代の名残をとどめる遺跡「フォロ・ロマーノ」は、現在も圧巻の壮大さを誇ります。古くは政治の中心地として栄えた歴史を持ち、日本で言えば「霞ヶ関」といったところでしょうか。人口が300万人足らずのコンパクトなローマ市内には、同様の遺跡が町全体に点在しています。建築規制により高層建築は見当たらず、街の至るところで熱心に文化財の補修が行われています。新しい建築物も古風なデザインに則っており、街全体で調和を取ることに腐心されているのでしょう。道行く露天商が扱っているもので多いのは、「携帯用バッテリー」や「自撮り棒」。お客様のニーズに対応する柔軟な姿勢は、私たちも見習う必要があると思いました。

ジェズ教会

イエズス会の母教会である「ジェズ教会」はローマの繁華街の中心に位置し、日本でも有名なフランシスコ・ザビエルの右手が安置されています。数あるローマの中でも最も美しい教会の一つに数えられ、圧巻の壁画や彫刻は、往年のカトリックの強大な求心力を伺わせます。この日は日曜の午前中で、荘厳な讃美歌とともにミサが行われていましたが、天国というものを想像させる光景です。ローマ市内では同様に沢山の教会が、その威信をかけて贅を尽くした内装を競っています。基本的に市内の教会は正午頃で入場を打ち切ることが多いですので、午前中の拝観をオススメします。

ドーリア家

ジェノバの名門貴族の流れを汲む「ドーリア家」の宮殿と美術品を一般公開しているのが、「ドーリア・パンフィーリ美術館」です。現在も当主が同じ宮殿内にお住まいで、一部フロアを美術館として開放しています。相当数の収蔵品がびっしりとディスプレイされた館内は、カラバッジオやラファエロなど、素晴らしい作品がこともなげに展示されています。観光客でごった返すローマにおいてこの美術館は人がまばらであるため、じっくり拝観することができます。絵画好きには格好の施設でしょう。

最終回の第3回はカトリックの総本山、バチカンについてご紹介いたします!

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