先日、日本を代表するアコースティックギタリストである押尾コータロー様に、銀座テーラーの最高峰であるフルハンドメイドの「タキシード」を注文いただきました。初回のご来店時に生地やデザイン決めと採寸を行い、そこから2週間ほどで「仮縫い」の準備が整います。

「仮縫い」とはお客様の体型を考察し、注文いただいた生地で仮組みしたスーツで、フィット感を高めるために微調整する作業です。本日は、その仮縫いのための、2度目のご来店です!この日も中国公演を控えたご多忙の中、お越し頂きました。

押尾様仮縫い2

仮縫い時には、ご要望やフィット感をディスカッションしていきます。例えば、演奏時のギターを弾くポーズを取って腕さばきが良くなるよう、アームホール(袖付け部分)をタイトにしました。また、演奏中に袖口のボタンがギターに当たってカチカチ鳴らないよう、「※くるみボタン」に変更されました。さらに、ご着用時に合わせる、黒のドレスシャツに紺のネクタイをしめてお仮縫いを進めました。実際のシーンのイメージが湧きやすくなるため、お仮縫い時には実際のシャツとネクタイでぜひお越しください。

押尾様仮縫い3

仮縫いにかかる所要時間が通常30分程度のところ、今回は少しオーバーしましたが、満足いただけたようです。仮縫いが完了したら型紙の補正と生地の裁断(2回目)、そしてクライマックスである「本縫い」を経て、仮縫いから約4週間後にご納品の予定です。

晴れの場でタキシードをお召しいただく日がとても楽しみになってまいりました。完成後のご着用の様子は、また後日!

※「くるみボタン」:「カバーボタン」とも呼び、生地でボタンを包みます。今回はタキシードの襟部分の「拝絹(はいけん)」を用いて製作しました。

押尾様仮縫い4