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vol.28
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2007年5月号のオフィス訪問を飾っていただくのは、日本の
美術業界に誰でも気楽に参加できるオークションを取り入れ
現在業界NO1「シンワアートオークション」に成長させた第
一人者、みずたに美術株式会社の代表取締役、水谷大様です。 |
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「こんにちは」通された部屋は日ごろ目にすることができない名画が並んでいます。美術商になられたきっかけをお尋ねすると、『お前は勘が良いから、この商売に向いているな』と、京都で美術商を営んでいたお父様に言われていたそうです。
「10歳の頃、父から『この焼物の値段がわかるか?』と聞かれたので勘で5万円と答えたら『正解』と言うんですね。本当かどうかわかりませんけど(笑)。運動神経の鈍い子供が、体操ができて素晴らしいね、と繰り返し言われているうちに良くなるようなものですよ」と水谷様はおっしゃいます。脚本家向田邦子著書の『眠る盃』より「字は体を表す 体も大ですが器も大」と水谷様のお名前が出ています。「まるで姉のような存在で、私は彼女の目利き役でもあり、アドバイスも幾度とさせていただいていました。」お父様の後はお兄様が継がれ、京都で同じ仕事をしてもということで銀座でこのお仕事を始められたそうです。
17年前にシンワアートオークションを他3名の美術商の方と共に創業、更にオークション会社の上場という日本初の快挙も成し遂げられました。オークション登場による美術品物流の変化については、「美術商で売買すると、物流がわからず価格は内密で不透明です。なので、美術商とお客様との絆は信頼だけです。ところがオークションです と価格が明確なので、オークションでしか売り買いしないという人も出てきました。美術市場は以前はコレクターの趣味の領域だったんですが、今では一般大衆が簡単に参加でき美術品を楽しめるようになりました。」
また、美術品の購入の際のアドバイスを頂きました。
「我々プロの目利きが真贋を決めるので安心していただいて、買う方は自分の好みが先ず一番です。その次に好きな作家のどの時期のものが好きかを考えます。すると全て (若い頃の前期、油の乗った中期、晩年)の時期の作品が欲しくなってしまうんですけどね(笑)。好みでその人の美眼は決まりますが、ある程度勉強しないといけません。勘で買うだけでは失敗するでしょう。」
オシャレのポイントについては、「スーツを基本に、Yシャツ、ネクタイ、この3点の組み合わせを考えています。Yシャツやネクタイを選ぶのも楽しいですが、出来立てのスーツはやっぱり気持ちが良いですね。」と、大変嬉しいお言葉をいただきました。
「哥沢」という日本古来の粋なお座敷芸の趣味をお持ちの水谷様、ゆったりと三味線の音色に合わせて気持ちよく歌っていらっしゃる姿はまるで一服の日本画そのものです。お仕事のお忙しい中、貴重なお話をいただき有難うございました。 |
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[座右の銘]
「和・なごみ」
ぎりぎりのラインで、いつも勝ちたい。そのための努力はします。ただし負けたときは潔く引きます。美術品はお客様への的確なアドバイスをし、適正価格で仕事をするように努力します。そうすれば、こちらを選んでいただけると信じています。 |
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水谷 大 (みずたに だい)
1948年
1965年
1971年
1978年
1987年
1990年 |
京都生まれ
高校卒業後、京都大徳寺にて1年間修行
その後、東京の美術商に5年間弟子入り
新宿伊勢丹、清美会(美術コーナー)代表
銀座に みずたに美術株式会社設立
美術交換会「親和会」発足
会主(現在代表)
シンワアートオークション創業
●東京、大阪、京都美術商協同組合組合員 |
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