|
|
|
|
vol.20
|
しっとりとした小雨降る中、閑静な広尾にあるビルの1フロア、研ぎ澄まされた感性を感じるお部屋はモノトーンで統一されていました。
「こんにちは」と笑顔いっぱい、梅雨も吹き飛ぶ、メディアスティック株式会社の代表取締役社長の宮内淑子様が6月号のオフィス訪問に登場です。 |
|
オシャレについて、普段は仕事の内容に合わせて着こなしを変える事が多いという宮内様。「以前はカラフルな洋服を着る事が多かったです。でも最近は黒を着る事が多く、中でもシンプルなスリット入りの黒のロングスカートにその日の気分に合ったデザインのジャケットという着こなしが増えました」との事。
普段のお洋服について伺うと「どこのブランドが好きという事はないんですが、ふらっと入ったお店で気にいったものがあれば買います。ですからどこの物かはあまり意識していないんですよ(笑)」そんな宮内様が銀座テーラーを知ったきっかけは「気に入っていたシンプルなロングスカートと同じものを探していたけれど、作ってくれるお店も見つからない。そんな時、オーダーメイドでレディースも出来ると知り、鰐渕さんにお願いしました」
社長の鰐渕も「この着こなしは、スタイルが良い方でないと似合わないんです!」と絶賛する着こなしを写真でご案内できないのが残念です!
華やかな経歴をお持ちの宮内様がメディアスティック株式会社を起業されたきっかけは、阪神大震災の経験からだそうです。「ちょうど阪神大震災の前日に仕事で神戸に行ったんです。それまでは『自分は自分で生きている』と思っていましたが、震災が起きて、至る所で火災が発生し建物が壊れた景色を見て、涙が出てきて止まらなかった。その後はしばらく喜怒哀楽すべての感情すら凍ってしまいました。震災を機に『私が生きているのではなく、生かされているんだ。生かされているのであれば意味のある生き方をしたい』という思いから始まりました。」
自分が出来る事をしていきたいと考える中、震災時の緊急連絡などの在り方を見て『情報が本当に人を支えているのか』と感じられたそうです。必要な情報を、『簡単』に『安心』して『安全』に使えるようにするにはどうすればよいか」という観点から、私たちの日常生活に欠かせない携帯電話と情報ネットワークシステムを通して人を支えていきたいという事でした。
「溢れかえるほどの個人情報を、銀行に預金を預けるように『安心』して『安全』に情報をロックする。簡単な事のように思えますが、その背後で強固なセキュリティシステムを構築しています。その事の大切さを浸透させたいと頑張っています。具体的には、買い物をする際にふらっと立ち寄ると銀座テーラーだとわかるけど、ネット上ではそれが嘘かもしれないし、値段や商品、相手を偽造される可能性があります。それを実際に来店して接客されるような安心感を持ってITを楽しんでもらう為のセキュリティ作りや、携帯で遠隔の本人確認を行いPC操作が出来るサービスや、個人情報が盗まれないような仕組み作り(データジグソーという名称で商標登録済)で未来が身近で楽しくなるためのお仕事」という事
です。
「5年後、10年後を見越して開発を進めているので今の時点では理解してもらえない事もあるんですよ(笑)でも世の中にとって良いことであれば、受け入れられない筈がないと思って、感じてきた通りに仕事をしてきたんです」という信念の上で思いを現実に変えていく宮内様は、柔和で誠実なお人柄そのままに、触れ合う方を引きつける魅
力をお持ちでした。
宮内様、お忙しい中貴重なお時間をいただき、有難うございました。 |
|
 |
[座右の銘]
『誠意』
本当の思いを本当に分かりあって心と心が共鳴していく中で良い関係が生まれていくと信じています。
また、母が私にこのように育ってほしいといつも言っていた言葉『雑草のように強く、花のように優しく』です。 |
|
|
宮内 淑子 (みやうち よしこ)
NHK、民放のキャスター、ディレクターの後、大学でコミュニケーション論を教える。
'92コミュニケーション・ビューローを開設、提言会等を組織。
'94Y.NETを設立、コンサルティング及び総合プロデュースを行う。
'00メディアスティックを設立。
|
|
|
|
|